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その9 「ボトル越しに見えるもの」

 念願の初シャンパーニュ訪問で最初に訪れたメゾンが、グラン・クリュSilleryのフランソワ・スコンデでした。前回取り上げたピアノのラベルが可愛いクラヴィエ・ブリュットを作っている家族経営の造り手です。

 メゾン訪問の際には予約が基本。しかも9月中旬の収穫直前で、猫の手も借りたい繁忙期。ダメもとで飛び入り訪問したにも関わらず、温かく迎え入れてくれたスコンデさんのホスピタリティに完全ノックアウトです。

 驚いたのは、シャンパーニュ最小(葡萄畑を見つけるのにすらひと苦労)のグラン・クリュ、Puisieux100%という珍しいシャンパーニュを作っていたこと。シンプルながら機能美を兼ね備えたボトルデザインに、心の中で勝手にグッドデザイン賞授与してしまいました。表のラベルを裏からボトル越しに見ると、ワインの情報が記載されているんです。そこから透けて見えたのは、美へのこだわりでした。

 異国の美less is moreと透かし見る はづき

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