その11 「眠れる獅子の泡」
エチケットの右上にきらりと光る、一粒のスワロフスキーダイヤ。 Sparkling ANGELINA、中国山西省のグレース・ヴィンヤードがシャンパーニュ製法で造るシャルドネ100%のスパークリング・ワインです。 同社の美人CEO・Judy...
その10 「孤高のシャンパーニュ」
「シャンパンを飲むのは、どちらかの時だけ。恋をしている時と、していない時。」ーココ・シャネル 上記の言葉に従い、日々シャンパーニュを飲もうと努力している私ですが、11月も半ばになるとソワソワし始めます。新宿伊勢丹で開催されるシャンパーニュの祭典、ノエル・ア・ラ・モードの足音...
その9 「ボトル越しに見えるもの」
念願の初シャンパーニュ訪問で最初に訪れたメゾンが、グラン・クリュSilleryのフランソワ・スコンデでした。前回取り上げたピアノのラベルが可愛いクラヴィエ・ブリュットを作っている家族経営の造り手です。 メゾン訪問の際には予約が基本。しかも9月中旬の収穫直前で、猫の手も借りた...
その8 「音楽好きへ捧ぐ泡」
ピアノの鍵盤のラベルが印象的な、フランソワ・スコンデのクラヴィエ・ブリュット。 このシャンパーニュは、白葡萄であるシャルドネが2/3、黒葡萄であるピノ・ノワールが1/3という比率から作られています。葡萄のブレンドの白黒比率がピアノの鍵盤に似ているため、クラヴィエ(=鍵盤)と...
その7 「タマゴの黄身のシャンパーニュ」
オシャレなシャンパーニュの代名詞がヴーヴ・クリコ。クリコ社のテーマ・カラーが、目玉焼きの黄身の色から取った黄色です。ストックホルムのイタリアン・レストランにあったこのオシャレな冷蔵庫は、クリコと同じ黄色。それもそのはず、ヴーヴ・クリコの冷蔵庫で、扉には、クリコ社のトレードマ...
その6 「青の記憶」
吸い込まれるような、ボトルの青。試飲会会場で見つけて思わず、「ボトルを持って帰ってもいいですか?」とお願いしてしまいました。 ポルトガルの代名詞、「緑のワイン」を意味するヴィーニョ・ヴェルデは、梅雨空を吹き飛ばすくらいの爽やかさが魅力。中でも、このカザル・ガルシアは70年以...
その5 「マダムの大英断」
2013年9月に開催された、伊勢丹のイベントでの光景です。トップ・ソムリエの情野博之さん(アピシウス勤務)がポメリーを8杯のグラスに注ぎ分けています。スタイリッシュでカッコイイ。中に着こんだ情野さんのベストの打ち合わせ部分が丸くて、とても可愛いなと思いました。...
その4 「花咲くワイン」
出張先の札幌のワイン・ショップで、茶色とゴールドの華やかなラベルに惹かれ、思わず手に取りました。目を凝らしてみると、「十勝ワイン」の表記……そう、実は道産子なんです。 これは日本で初めてシャンパーニュと同じ製法で作られたスパークリング・ワイン。今から約30年前、北海道と本州...
その3 「異国のおとめ」
2013年3月に高輪プリンスホテルで開催された世界最優秀ソムリエ・コンクールでの1コマです。準決勝でのデギュスタシオン実技(ブラインドで試飲する競技)を会場で見ていた外国の女性の髪留めが、なんとお箸だったんです。 日本文化に敬意を表して、日本風の物を身にまといたい……。そん...
その2 「恋する乙女たち」
お花でできた大きなハート。可愛いラベルでしょう? デザムルーというシャンパーニュで、「恋する乙女たち」という意味だそうです。 シャンパーニュは、白葡萄と黒葡萄をブレンドして作るのですが、これはシャルドネという白葡萄だけ。美しい女性が華やかに舞い踊り歌う宝塚みたいに、エレガン...